
先日わが子が数日間お通じがなく、いざ便意を催してふんばりはじめたもののなかなか出てきてくれない、という状態になってしまいました。
うーん、うーんと涙目になって踏ん張る子どもに『がんばれー!』と言ってお腹をさするけど、どうにもこうにも出てこない。
がんばっても出てこない、便秘状態の子どもを目の前にすると何だか何もしてあげられなくってすごくもどかしいものです。
がんばれって言われても、もうかなり頑張ってるよね、知ってる…けどそれ以外言葉が出ないわと思いながら応援してました。
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うんちが硬くなってしまってなかなか出てこない。
ふんばってもふんばっても排便に成功しない子ども(2歳手前)を見かねて、様子を見てみることにしました。
まずはおむつを半分くらい脱がせて、少し低めの台に手をついておしりの様子を見やすい体勢にします。
少し低めの台とか言ってるけど、我が家の息子はヨギボーに手をついて埋もれてました。
↑これのうつ伏せバージョンというか。
おむつを半分くらい脱がせるのは、いざ出た時におむつをすぐにあげてキャッチするためです、全脱がせしてうんちがこんにちはした際には手で取るしかなくなるので…。
なのでうんちさんが出てきてもいい様に用意をしておきました。
その上できれいに洗った手で、ワセリンを指先につけておしりの穴を触ります。
座薬を入れる位の感じで触ってみると、もうそこまでうんちさんは出てきているのですが、硬いんです。
恐らくこの硬くなってしまった便が栓をするようなイメージで、うまく排便することが出来ないのだと思います。
今回はこのパターンの時の対応です。
排便によっておしりが傷つかないようにワセリンをたっぷりつけてクルクルなじませました。
これは座薬を入れる前の手順のイメージです。
ワセリンをおしりの穴に多めにつけて、くるくるとなじませてあげます。
肛門(うんちの出口、つっかかっているところ)+硬いうんち本体にもそっと触れるつもりで、うんちの出口全体の滑りをよくするように塗っていきます。
クルクル~とワセリンをぬって、体温で良い感じにとけてなじんできたなーと思ったら、あれれ、子どもがいきみ始めました!!
そのままおしりの穴をすこし開くように手で軽く押さえて介助していると、硬くなっていた部分の便がツルンと出てきました。
よかった~!!生まれた~!!
美術2なんで物の大きさの比率とか再現できませんすみません。
とにかく優しく、力加減で言えば、『ほっぺたをむにっと押すくらい』の力でおしりのほっぺ(?)を押しました。
たぶんこれ、そのまま踏ん張っていきんで無理に出してたら肛門が切れて出血してたと思います…。
ワセリンで滑りが良くなったことでかたくなった部分の排便が助けられたのだと思います。
そしてその一便を終えた後、おしりをきれいに拭いて再びワセリンをつけておむつを替えようと思ったら、二便がこんにちは。
夫にトイレットペーパーでつまんで捨ててもらい、またおしりをキレイにしてワセリンで保護しておこうと同じ手順を繰り返したら結局三便まで出てきました。
たくさん詰まってたんだねー、これは苦しかったねー!
今回は綿棒浣腸ではなく指でワセリンを塗り込みました。
子どもの便秘に有名な対処方法は綿棒浣腸ですよね、やり方も簡単ですし、試したママも多いのではないでしょうか。
今回のケースは、もう子供が踏ん張り始めてからだったので、うんちがそこまできているのに綿棒浣腸もなぁ、という状態でしたので肛門周りを保護した上に滑りを良くして排便をスムーズにしてくれるように、指でワセリンを肛門になじませる方法を取りました。
うんともすんとも言わない時には綿棒浣腸、踏ん張ってるけどなかなか…な時にはワセリンでのクルクルおしりマッサージと使い分けるのがいいのかもしれません。
便秘にならないことが一番ではありますが、どうしてもなるときはなります。
切れ痔も怖いですし、痛い思いをして排便が嫌になってしまってはさらに便秘が加速して便も硬くなってしまいます。
うんちがしやすいように肛門の滑りを良くしつつ、保護してあげることも大切なのではないかと思いました。
2017/12/6:追記
ふんばっても出てくれない便秘第二回目が昨日発生しました(;O;)
なのでふたたびワセリンたっぷりぬってくるくるしたけど、今回は泣きます…。
いきみ疲れたのか一旦休み始めてテレビを見ると言い始めたので、Eテレ録画を見ていたのですが、そうしたらなんとかふたたびいきみ始めて排便は出来ました◎
でもちょっとおしり切れてしまったみたいで、少量の出血があったので、綺麗にしてワセリンで再び保護。
どうも冬になってからかなりゴリ推ししないと水分をとってくれなくなって、うんちが硬くなってしまうことが増えたように思います。
ワセリンおしりに塗って保護しつつですが、食生活や水分量など根本的なところを見直さないといけないなーと思いました。
子どもの便秘にワセリンを使ってみたまとめ。
手で触るとうんちはもうそこまできているのに、出口(肛門)をうまく通過できないでいるときは、ワセリンをつけた指で肛門とその中にいるうんちをやさしく触るくらいの感じで多めになじませて子どものいきみ・ふんばりをサポートしてみるとうまくいく事もあるかもしれません。

医療機関を受診したり、相談ダイヤルにかけて処置方法を聞いてみると安心できます。
便秘体質な場合は検診時などの機会に事前に相談したり対処方法を確認しておくといいと思います!
今回便秘の体験談もけっこう探して読んだのですが、やはりこの硬い便が詰まってしまうパターンだと医療機関で看護師さんに手で掻きだしてもらったっていう実体験も多く見受けられました。
排便って身近なことだけに悩む人も多いですよね。
便秘くらいで…なんて思わずに、積極的におしりを大切にしていきましょうねー!
おしり絶対大事だから!
優しいおしりふきの方法をまとめた記事もおすすめです。
それでは!