
妊娠も出産も様々なかたちがあるので、入院に至るまでにもそれぞれの経緯があると思います。
- 陣痛が始まり、指示された分数の間隔になる
- 予定日超過での予定分娩での入院
- 妊娠期間中からのトラブルにより、早い段階での管理入院
- 破水が起こっての、感染症を懸念しての入院
ちょっと考えてみただけでもいろいろ浮かびますが、産み方や入院までの経緯は違えど、入院中のスケジュールなどは産院で大体決まっているので、わたしの出産した産院での1日の流れや、持って行ってよかったものなどをまとめます!
Contents
私は予定日超過後に不規則な陣痛を感じて、入院に至りました。
わたしの場合は、陣痛は起こったものの、時間の間隔がばらばらで、でも短いときには2分を切ってくるような状態で産院に入院しました。
双子を出産した友人は、妊娠期間中から半年以上、入院してずっと張り止めの点滴を入れて、そのまま計画帝王切開で出産していたりと、本当人それぞれです。
今回の記事では、出産後の入院期間のスケジュールや、持って行って役立った便利グッズについて書いていきます。
出産後の入院中、一日のスケジュールはこんな感じでした。
安産だった人も難産だった人も、大仕事を終えてほっとひといきです。
出産方法や、産んだ時間帯などによって、初日はかなり過ごし方にばらつきがあるのではないかと思います。
スケジュールに沿って過ごすようになるのは出産翌日以降になる場合が多いと思いますので、私のお世話になった産院での2日目以降の入院中の生活を紹介します。
06:00 朝の検温をします。
このくらいの時間に、授乳室に行って朝の体温をはかり、看護師さんか助産師さんへ報告します。
私の出産した産院は、授乳室と新生児室、ナースステーションがほぼ直結でつながっているので、賑やかなものです。
07:30 朝食が運ばれてきます。
お待ちかねの朝食です!!
授乳や夜間のお世話でとにかくお腹がすいています。
本当に待ち遠しかったし、朝からがっつり食べます。
産院の食事はボリュームがあったり、おいしかったりするところも多いですね。
08:30 産科の先生が回診に回ってきてくれます。
院内に響くアナウンス。
「これから回診がはじまります、ベッドで横になってお待ちください」
その日回診を担当する産科の先生が、一部屋ずつまわってきて、診察をしてくれます。
まわってきてくれた時にすぐに診察が受けられるように、ベッドに横になった状態で待機してくださいというルールがあったのですが、そのタイミングに授乳やおむつ替えが被ってしまわないように、タイミングを見計らって赤ちゃんのお世話を済ませておくことに四苦八苦しました。
- 体調はどうか、気になるところはないか
- 子宮の戻り具合をお腹をグイグイ押して触診して確認(これ痛い)
- おなら出た?(帝王切開だったので、確認されました)
- 帝王切開の傷口の確認(ガーゼを外して診てくれます)
朝の回診内容はざっくりとこんな感じです。
09:00~12:00 育児教室のプログラムなどが入ってきます。
産後の入院期間中には、子育て・育児に関してのレクチャータイムがあります。
それが午前のこのくらいの時間に行われることが多かったです。
- 沐浴の仕方
- 母乳のあげ方
- 調乳の仕方(ミルクの作り方・哺乳瓶でのミルクの与え方、量など)
それぞれ5人弱くらいずつまとまって受ける為、出産後に何日の何時にどのプログラムに参加するかのスケジュールが組まれ、それに沿って参加します。
出産のタイミングや体調などで参加日程を決める様でした。
内容的にはまず集団で説明を聞き、その後それぞれ実際にやってみながら質疑応答していくような流れです。
こういったクラスが設けられていますが、一度でうまくいくものでもないし、悩みや疑問も尽きませんので、その後は自分のタイミングで都度都度助産師さんや看護師さんを頼らせて頂きましたが、集団で参加するクラスでは出産日の近いママ同士が集まるので、連帯感があって楽しかったです◎
みんなヨレヨレ、すっぴん入院着で、平等に頻回授乳に疲弊してるので、仲間がいるって心強い!って思える時間でした。
12:00 お昼ご飯をいただきます。
授乳のせいなのか、なれない育児のせいなのか、尋常じゃなくお腹がすいているので、おいしく食べます。
今思い返しても、3食決まった時間においしい食事が出てきて、食べ終わると下げに来てくれる入院期間中はとーーーってもありがたい時間でした。
でもゆっくり食べられるかと言ったら、この時からすでにごはんをゆっくり食べられない日々はスタートしているんですけどね。
赤ちゃんはママが食事中でも容赦なく排泄しますし、お腹がすけば泣いてきます。
13:00~15:00 入浴したり、育児プログラムへの参加など。
中断されながら食事をしたり、日によっては午後のこのあたりの時間に育児教室プログラムが入っているケースもあるので、それに参加したりします。
シャワーの利用時間が朝9:00~15:00に済ませてくださいという事でしたので、スケジュールの合間をぬって、自分の入浴を済ませます。
私は午後のこの時間に入浴することが多かったです。
ちなみに入浴中は、新生児室へ赤ちゃんを預けて行けますので、ホッとひといきつける時間でした。
そして15時にはおやつが出ましたので、これも楽しみでした。
産後の食は本当に楽しみなんですよー!
15:00~20:00 面会時間です!(18時に夕食)
15時から20時まで、面会が出来る産院でしたので、この時間には大体実母か夫が来てくれていました。
なので、18時の夕食は夫か実母に赤ちゃんの相手をしてもらい、唯一ゆっくり食べられる食事でした。
21:00 消灯です!おやすみなさい…とはいかない産院の夜。
消灯といいつつも、産院なので夜間でも赤ちゃんのお世話だったり、産気づいた妊婦さんだったり、賑やかなものです。
照明が多少夜モードに切り替わる、くらいなものです。
夕食が18時ごろなので、22時頃にはどうにもこうにもお腹がすいてしまっていたりします。
産後急激な燃費の悪化です、本当おなかすきました。

産後の入院期間中に役立ったものまとめ!
とにかくお腹がすくし、のども乾く産後の入院生活。
産院でのおいしい食事やおやつの時間があると言っても、+αであるといい飲食物関係って結構あります。
自前で用意しておいて良かったものは、こちらです。
- のどあめ
- ティーパック
- ポットOR水筒
- おやつ
- ペットボトルのストローキャップ
わたしは分娩で絶叫してのどをやられていたので、のど飴が助かりました、のどがカッスカスになるくらい叫んでいたので…。
でも、分娩でやられずとも、乾燥対策にものど飴あるといいです、飢えたときにも授乳しながらでもなめていられるし、陣痛中も口の中乾くので、あめをたべながら悶えてました。
そして水分はホットもアイスも飲みたくなるので、部屋の冷蔵庫にはペットボトル飲料、枕元にはお茶ポットを置き、ルイボスティーをとにかくがぶがぶ飲みました。
陣痛中や、産後すぐなどうごけない時は、ストローキャップのペットボトル飲料も必須です。
産後は母乳を生産するためか想像以上に飢えました、陣痛中も体力をつかうので、食べる&飲むものは重要です。
私はサーモスのポットとルイボスティーのティーパックを持ち込んでいました。
病室てなんであんなに喉が渇くんでしょうね。
おやつはチョコレートとか、コンビニのおにぎりとか、パンとかを常備していました!
体温調節やむくみケアグッズは、あると快適。
- ブランケット
- 着圧ソックス
- 羽織もの
思ったよりむくみます、着圧ものは必要です。
寝ながらはける系がおすすめです、わたしは想像以上のむくみに、着圧ソックスほぼはきっぱなしでした。
帝王切開時にはかせてもらう医療用のソックスもあったのですが、血液の付着などがあったために、動けるようになってからさっさと自前のものに履き替えたのです。
はおりものやブランケットに関しては、授乳ケープの汎用性の高いものをひとつ持っておくと、肌かけや退院時のおくるみだったり、いろいろ使えました。
下のガーゼストールはさらっとして年中使えて洗濯の乾きも早く、重宝しています。
授乳ケープっぽすぎないので、院内でちょっと肌寒さを感じた時や、授乳中に肩口が寒いときなどにも羽織っていました。
空調効いていて乾燥するので、保湿ケアグッズも必須です。
新生児相手だと、手洗いがかなり頻回なので保湿グッズとハンドケア用品はあるといいと思います!
- ハンドクリームやオイルなど保湿グッズ
- つめきり
- つめやすり
そして爪が伸びていると赤ちゃんを傷つけてしまうので、爪切り、やすりともに持って行っておいてよかったです。
ちょっとしたことで爪にカドが出来てしまったり、意外と伸びるのが早かったりと、何気に使いました。
保湿に使うクリームやオイルなどは、赤ちゃんに安心なものを持っているとなんにでも使えます。
馬油は乳頭保護にもいける、ハンドクリームにもなる、口にはいっても大丈夫、赤ちゃんにも塗ることが出来るので枕元に置いてヘビーユースです。
入浴後のスキンケアも馬油のみ、ハンドもリップも馬油でした。
色々持っていくのが面倒だったということもありますが、何にでも使えると荷物も減って楽ちんです。
そして母乳育児しようと思っている方は、おっぱいケアツールのオイルなどを是非用意してくださいね。
最初大丈夫だと思っても、乳頭痛めてしまうママは本当に多いので、ひどくなる前にケアした方がいいです。
私は油断していたら乳頭が切れて流血してしまったので、母にラップを持ってきてもらって、馬油を乳頭に塗って、ラップパックしてました!
ウェットティッシュや汗拭きシートなどの衛生用品もあるとスッキリ。
- ウェットティッシュ(おしりふきでもOK)
- 汗拭きシート
分娩後すぐにサクサク動ける、とは限りません。
なかなかベッドから動けないこともありますし、分娩でがんばって汗をかいてしまったあと、すぐにお風呂に入れなかったりもします。
手回りにウェットティッシュや汗拭きシートがあると、意外に便利でした。
私は帝王切開&産後の発熱で動けない・お風呂に入れない時間が少し長めにあったからかもしれませんが、この2つもあってよかったです!
筆記用具!ノートやペンって結構使います!
- ノート
- ペン
- クリアファイル
意外と書類とか紙もの系貰うので、ファイルあるとぐちゃぐちゃになりません。
そして書類を書いたり、何かメモしたりする機会も案外あるので、ノートとペンもあるといいです。
私は入院中に分娩や入院中の記録を忘れないように書き留めていました。
それがこのブログのベースになっていたりします。
出産入院時に産院から指定される準備用品はまちまちなので、確認を!
一例として、わたしの出産した産院でのもちものリストは以下の通りです。
産褥ショーツ
これは結局産院で用意されている1枚を使用したのみで、自前のショーツは一切使いませんでした。
夜用ナプキンも使わず、産院の用意品のパッドで済みました。
しかし産院で頂ける産褥パッドの大きさにはびっくりです、悪露の量にもびっくりしましたけれど。
授乳用ブラジャー 1枚~2枚
授乳ブラも持っていますが、個人的にはキャミ型の方がおすすめです。
お腹冷えにくいです。
ブラトップ派も方もいらっしゃると思いますが、乳腺が一気に活動を始めるので、授乳用に作られたアンダーの締め付けのないものの方がおすすめです。
パジャマ 2枚~3枚
- 前あきで丈の長めのものを1枚
上記のような指定がありました!
産後すぐに着替えさせてもらう為、まえあきの指示があるのかもしれません。
私はマタニティパジャマは好みのデザインがなかったので、ユニクロでロングのチェックのネルシャツを購入してパジャマにしていました。
妊娠期間中~産後まで使えて、便利でしたよ!
ソックス
持ち物にはありましたが、常時メディキュットはいていたのと、ソックスが要らないくらい空調がきいていたのではきませんでした。
でも環境によってはソックスってやっぱりあった方がいいかと思うので、忘れずに。
足が冷えるとむくみも増しますし、しんどいですもんね。
タオル 3枚~5枚
お手拭き用にハンドタオルを使った程度で、タオル自体をそんなに使わなかったです。
産院で浴用タオルが用意されていたので、そちらを使っていました。
バスタオル 1枚
これも上記に同じ、ほぼ出番なしでした。
産院で用意されているものを使っていました。
洗面用具一式
アメニティはありましたが、自前の方が落ち着くのでこれらは持っていきました。
- シャンプー
- コンディショナー
- 馬油
- アレッポの石鹸
- 歯ブラシ&歯磨きこ
- ボディタオル(体を洗う用)
こんな感じの装備です。
あとは髪の長さによってはヘアゴム忘れたりなくしたりするとうっとおしくて困るので、まとめられる長さの方はヘアゴムのスペアもあるといいと思います。
母子手帳&保険証
これらは絶対必要ですね、忘れずに持って行ってください。
その他出産の為の入院の持ち物について
ベビー用品はすべて完備されている産院でしたので、赤ちゃんグッズの準備はなしでした。
ただ、帝王切開で入院が長引いたので、途中でおしりふきと、おむつが不足した分は持ち込みになりました。
入院グッズの荷造りについては、当日自分が持っていく入院セットと、家族に持ってきてもらう入院セットとを分けて用意しておくことで、陣痛中の自分での移動がスムーズに行えるように備えました。
後から持ってきてもらっても間に合うものは、後で持ってきてもらう方が身軽なので、二つに分けた荷造りはおすすめです。
また、陣痛タクシーも申し込んでおきました。
陣痛タクシーですと、事前に自分の情報や、かかっている産院の情報、分娩予定日などを登録しておける上に、陣痛・破水が起きている場合でもそれらに備えてタクシー内にタオルなどが容易されているとのことなので、安心です。
結果としては、実母の付き添いが間に合ったので、産院まで送ってもらえたのですが、準備はしておくにこしたことはありません。

初めての出産は、本当にドキドキするし、不安なものだけど…。
何事も、やってみなければわからなかったりしますので、わたしの場合をまとめてみました。
少しでも参考になる部分があれば幸いです。
出産での入院は、初産なんて特に初めてのことづくしで心細かったり、そりゃもう右も左もわからないことばっかりです。
産院の人にはいつものこと、でも、これから出産するママにとっては一大事ですよね。
さらーっとした説明や、プリントだけじゃどうにもこうにも緊張するものです。
是非産院の方にも積極的に質問したりして、不安を解消してくださいね。
これから出産を迎えるママが少しでも安心して出産できるよう陰ながら応援しています!
そしてわたしは2人目の時はもっと準備ばっちりで余裕を持った出産にするぞ!と意気込んでいます。
あんなに痛い思いしたし、つわりもきつかったのに、なぜかまた産みたい気がするのが不思議ですね。
それでは!