
こちらのブログでもちょいちょい愚痴まがいの記事をUPしていました実母問題。
だいぶグダグダうじうじ言っていたのですが、最近になってなんだかとても落ち着いてきた気がします。
我が家の母娘トラブルが落ち着いた切っ掛け。
最近、母とやりとりをしたり、結局体調を崩しまくって手伝いにきてもらったりしても、お互い余裕があるというかなんというか、変にピリピリした空気にならずに過ごすことが出来ていました。
あれだけぶつくさブログに文句を書き並べていましたが、あれれ、これなら毎月来てもらっても負担じゃないかも?
むしろ手伝って頂けて恐縮してきたな、と思うような状況になっていたのです。
そしてその理由も、会話の中でストンと落ちてきました。
「生理が終わったら太りやすくなっちゃって、ダイエットしてるの」
母の閉経のタイミングと、私の産後が重なっていたのです。
その話を母の口からきいて、「更年期で体や気持ちがたいへんだった部分も大きかったのかな」と思うことが出来た部分で、私の気持ちにも変化がうまれたのだと思います。
実母とどうにも折り合いがつかなくて、産後しばらく悩んだり、自分自身にも落ち込んでみたり、距離を置こうとしてみたり、色々ありましたが、お互い不安定な時期で、タイミングが悪かったんだ、仕方ないことだったのかなと思えるようになったのです。
更年期は経験したことがないのでわからないのですが、ホルモンバランスが崩れることで様々な影響があることは語られています。
母はそんな状態の中で、自分の両親の介護に、娘の産後の手伝い、孫の育児と、本当に大変だったと思います。
私の捉え方が変わったのか、それとも母の更年期での様々な変化が落ち着いてきたからなのか、それともその両方なのかはわかる術もありませんが、母の閉経は一つ大きな切っ掛けになりました。
そして自分が母になって思う、母である前に一人の人間だっていうこと。
子どものころ、機嫌の悪い母に口をきいてもらえなかったり、そっけなく接されることが、不安で悲しかった記憶があります。
どうしたらいいのかわからずに、ただ顔色をうかがって、兄と一緒に心当たりを探しました。
母親の機嫌は、子どもにとってものすごくウエイトが重たいのです。
自分の事が嫌いなんじゃないかとか、何か悪いことをしたのかなとか、子どものころの狭い世界と狭い視野では、自分の中に理由を探すことしかできず、それで精一杯でした。
でも自分が母になって思うのは、子どもを産んだってイライラすることもあるし、しゃべりたくない時もある。
むしろイライラするようなことは、子どもを産んだからこそ増えたりしますしね。
そして何よりお母さんにも気持ちがあって、体調があって、都合もあって、やりたいこともあるってこと。
それが分かっていれば、子どもながらに自分の中に母の機嫌の原因を探して不安になることもなかったのかなと思う部分もあります。
抑え込むんじゃなくって、素直に伝えられるようになりたいと思います。
人間関係において、その気持ちを言ってくれれば、そこに至る背景が分かっていれば、相手の都合や事情が分かっていれば、納得できたこと、仕方ないなって思えたこと、受け入れたり、受け止めたりできたことって思いのほかたくさんあるんじゃないかと思うんです。
体調が悪くて、どうしてもイライラしてしまってごめんね、だったりとか。
何も言わずにムスッとしているのと、どちらがいいでしょうか。
相手のことが分かれば、ぶつからないで済むことって多いような気がしてなりません。
そして変に不安な気持ちになってしまうようなことも減る気がするのです。
- 自分の事を伝えること
- 相手の事を知ろうとすること
こうやって書きだすと簡単なことだけど、状況も気持ちも刻々と変化していくものだし、何度伝え合っても足りないくらいなので、きっとそう意識していてもぶつかってしまったり、不安に思ったり、逆に不安にさせてしまうようなことが数えきれないくらいあると思います。
でもぶつかった時にも、自分の事を伝えたり、相手の事を知ろうとすることで、そこで発生した気持ちや状況を整理することはできます。
その中でお互いの不安な気持ちが晴れることもあるでしょう。
それでもどうにもならない時は時間と距離を置いてもいい。
そうやって離れたりぶつかったりして信頼関係が積みあがっていくのかもしれません。
何事もうまくいくときばかりじゃないですもんね。