こんにちは、ぶえ子です!
約3か月前に出産しましたが、初めての育児に追われ、長らくブログの更新をお休みしていましたm(_ _*)m
現在、育児にも少しずつ慣れてきてブログの更新もできそうなので、まずは出産体験談から始めたいと思います★
予想外のことが多少起こりましたが、これから出産を迎える方の参考になれば幸いです!
出産体験談の動画も公開しているので、よければご覧ください^^
出産日の朝-計画無痛分娩なのに計画できず!?
私は計画無痛分娩で出産する予定でした。
計画無痛分娩では、妊娠の進み具合から出産日を決めて、その日に分娩を行います。
しかし、実際出産した当日は、事前に計画した日ではありません。
むしろ、初産であることや、直前の健診でも赤ちゃんが降りてくる気配がなかったため、出産予定日は過ぎると言われていたほどです。
出産した日は予定日の前日(39週6日)、40週の妊婦健診として母に付き添ってもらって病院に行きました。
いつもは午後の予約で、待ち時間が長引けば夕方~夜になることも少なくなかったのですが、その日は幸いにも朝イチ。
いつもどおり尿検査やNSTを受け、数回お腹の張りはあったものの、異常はないと診断されました。
午後の予約だと陣痛が来ていたかもしれないので、朝の診察でよかったです!
先生による内診で……
続いて先生の問診でも当たり障りのない受け答えをして、そのまま内診となりました。
そして、内診中に先生が一言。
『あれ?子宮口だいぶ開いてますね……朝から定期的におなかの張りはなかったですか?』
思い返せば、朝からちょいちょい張っていた気はします。
でも、前駆陣痛かと思い、それほど気にしていなかったんです…(笑)
予定日は過ぎると思っていたので、完全に油断していました……
次の日までには産まれるかも!?そのまま即入院決定
内診後、先生が慌ただしく電話で連絡を始めました。
どうやら、産科の病棟への電話のようです(健診は産科外来で受けているため)。
要約すると、以下のような会話をしていました。
- 子宮口の状態から、今日産まれるだろう
- すぐ入院して今日中に分娩した方がいい
- 病室は空いているか
- オペ室の空き状況を確認してほしい
この会話を聞きながら「え!?私今日産むの!?」と、驚きました。
話がまとまって電話を切った先生から、「今から入院して分娩を行う」という旨の説明を受け、同意書にサイン。
スタッフの方が病棟に案内してくれるとのことで、そのまま診察を終えて外で待つことになりました。
診察室を出て、付き添ってくれた母に「なんか今から入院して今日産むっぽい!」と事の顛末を説明。母も急な展開にとても驚いていました。
念のため入院セットは家に準備してるけど、最後に確認しとけば良かった……
入院-麻酔のため初めてのオペ室へ
すぐにスタッフさんが来て、病棟に案内してもらいました。
病棟に着くと、すでに私が入院する準備が進められており、すぐに陣痛室へ入室。
付き添いの母は、少しだけ仕事があったため一旦離脱。
私の入院グッズをもって再度来てくれることになりました。
私は言われるがまま分娩用の服に着替えて、車いすに乗せられオペ室に向かうことに……。
怒涛の展開に付いて行けず、ずっとキョトンとしていたと思います(笑)
そして、すべて分娩室で済ませると思っていたため、オペ室と聞いて急に緊張してしまいました。
その様子を察して、付き添いの助産師さんが優しく対応してくれていたのが心強かったです。
初めてのオペー麻酔用の管を通してテスト
オペ室に着くと、先ほど診察してくれた主治医の先生が登場しました。
台に座って支えてもらいながら、背後でオペ?開始。
どうやら麻酔の管を腰に通す手術のようです。
管を通した後は、テスト用の麻酔を入れて、効き目をチェックしました。
少しずつ麻酔を入れて、感覚を確かめられます。
しかし、私は麻酔が効きづらいのか、全然効いている感覚がありません……。
数回麻酔を入れたところで、下半身の感覚が麻痺してきて、しばらく様子見。
先生のOKが出たところで手術は終了です。
麻酔が効いたまま車椅子に乗せられ、元居た陣痛室へ戻りました。
つかの間の休憩-初めての病院食
陣痛室に戻ると、お昼ご飯が準備されていました。
気づけば12時を回っており、確かにお腹も空いてきていたのでありがたかったです。
これからの分娩に備えて、腹ごしらえも必要!
「これが病院食か~」と思いながら、しっかり完食しました。
食べ終えたころには、テスト用の麻酔はだいぶ弱くなっており、一人で立てるように。
しばらくすると、仕事を終えた母が戻ってきました。
出産の立ち合いは母にお願いしているので、そのまま一緒にいてもらいます。
ふと気付くと陣痛が5分おきに……
そのまま母と他愛もない話をしていたところ、それまでより短い間隔でお腹が張ることに気づきました……。
その様子から母が時間を測ってくれており、すでに5分間隔になっていたようです。
ちょうど助産師さんが来たため、陣痛の間隔について報告し、とりあえずトイレへ行くのんきな私。
部屋に戻ると室内が慌ただしく、すぐに胎児の心拍と子宮収縮を測る機械を付けられました。
先生が駆け付け、陣痛の間隔を見て一言……
『やっぱり今日入院してもらってよかった!分娩室行きましょう!』
初産で長丁場を覚悟していたのですが、あっという間に分娩室に移動することになりました。
分娩室へ―順調に思えたのにまさかの問題発生!
ここまで順調に進んでいた出産ですが、分娩室に移動してから以下の問題が発覚しました。
- 麻酔がなかなか効かない
- 赤ちゃんの向きが反対(お腹側向き)
- 赤ちゃんの心拍が低下
順に振り返っていきます。
麻酔がなかなか効かない
分娩室に入ってまず麻酔を追加しましたが、全然効く気配がありません。
麻酔が効かない限りは無痛分娩が進められず、先生が機器を入れようとするたび「痛いです!」と言って、一向に作業が進みませんでした。
もちろん陣痛の痛みもあり、「このまま自然分娩になったりする?これ以上痛いとか耐えられないんだが……」と不安がつのります。
しかし、その後数回の麻酔追加で、やっと下半身の感覚が麻痺して、なんとか次のステップに進むことができました。
赤ちゃんが反対を向いている(お腹側向き)
やっと内診を進められたのに、新たな問題が発覚したんです。
内診をしながら先生が「あー……赤ちゃんが反対むいちゃってるなー」と、少しまずそうな様子でつぶやきました。
『え?反対とは?逆子ではないはずだけど……』と考えていると、詳細を教えてくれました。
赤ちゃんは産まれるとき、通常背中側を向いていて、ここから回転しながら徐々に産道を進むそうです。
しかし、私の赤ちゃんはお腹側を向いてしまっていました。
赤ちゃんの向きが反対とか聞いたことない!どうするの!?
赤ちゃんの向きを直すためにやったことが「四つん這いの姿勢を約1時間」。
下半身に麻酔が効いているので、胸の下に大きなクッションを入れた状態ですが、それでも相当キツかったです……。
脚の感覚がないので、ちゃんと四つん這いの姿勢で踏ん張れているかも分かりませんでした。
でも、赤ちゃんのためには頑張るしかありません。
さらに、「腰を左右にフリフリすると良いですよー」と助産師さんに言われたので、その通りに……。
髪は乱れ、汗だくの状態で、四つん這いになって腰フリフリ……絶対にぶえ男には見られたくない姿です(笑)。
加えて、何も言わなくても、ちょうどいいタイミングで母が水を飲ませてくれました。
ぶえ男が立ち合いじゃなくて良かった…と心底思いました。
この姿を見られたくないのはもちろん、きっとぶえ男だったらこんなに気が利きません……(笑)
そして、なんとか終えた四つん這い一時間。
先生が赤ちゃんの様子を診て一言。
「ちょっと向き変ってるけどまだですね……もう一時間いけますか?」
……無理とは言えないので、やるしかありません。
何とかもう1セット四つん這いの姿勢を耐え抜き、赤ちゃんは無事背中向きになってくれました!
「ママが頑張ったから、赤ちゃんもちゃんと向き変えてくれたよー」って助産師さんに言われて、頑張りが報われた気がしました★
赤ちゃんの心拍が低下
無事赤ちゃんの向きが治り、お産が赤ちゃんが徐々に産道を進んでいきました。
麻酔のおかげで、痛みは全然ありません。
「本当に私は今赤ちゃんを産んでいるのか?」と思うくらい、下半身の痛みはなし。しかし、お腹がキュ~ッと張る感覚だけはある不思議な状態です。
お産も佳境に差し掛かって「お腹の張りに合わせていきむ」を繰り返していました。
赤ちゃんの向きを考慮してなのか、「(ママの)向きを変えましょう」と言われて、それまでの左向きから右に向きなおした時のこと。
急に赤ちゃんの心拍が低下した時の音が機械から鳴り響きました。
よくドラマなどで聞く、緊急時の心電図の音です。今思い出しても不安になります。
立ち合いの母は一度外に出され、私は酸素マスクを付けられました、「深呼吸して赤ちゃんに酸素を送ってあげてください!」と言われました。
「もうすぐ会えるよ。頑張れ、頑張れ……」と願いながら、深呼吸を繰り返したのを覚えています。
しばらくすると赤ちゃんの心拍の音は元に戻り、一旦外に出された母も分娩室に戻ってきました。
助産師さんが言うには、「産道の細い部分を赤ちゃんが通るときに、一瞬呼吸がしづらくなっただけだから。大丈夫、大丈夫」と。
私を落ち着かせるために、とても穏やかな口調で語りかけてくれました。
そして、また元の向きで「お腹の張りに合わせていきむ」を繰り返していると、いよいよお産も終盤に差し掛かりました。
ついに出産!分娩もラストスパート
数時間かけていきんだ甲斐もあり、赤ちゃんが降りてきて、ついに産む体勢に入ります。
気付けば担当の助産師さんに加えて、3名ほどの助産師さんと母に囲まれた状態でした。
ちなみに私の母も実は助産師です(笑)
その後も張りに合わせていきむのは変わりません。
麻酔が効いていると力が入っているのかわかりづらいのですが、
力の入れる場所(おへその上あたり)を助産師さんが軽く押して「この手を押し返すように思いっきりいきんで!」と教えてもらえたのが分かりやすかったです。
自然に出すのが難しいため吸引することに
何度もいきんでいると、赤ちゃんの頭が見えてきたと教えてもらえました。
この段階になると先生も駆けつけて、ラストスパートに入ります。
出口が固かったのか機械を使って吸引することになり、「次にいきんだあとは力を抜いて待って」と指示されました。
最後は、一人の助産師さんが私のお腹を思いっきり押し、先生と他の助産師さんで吸引して、赤ちゃんを無事出すことに成功。
無事に、元気な男の子を出産することができました!
私はお股が裂けてそこそこ出血もしていたそうですが、麻酔のおかげでまったく痛みはなかったです。
でも、赤ちゃんが出た感覚だけは感じることができました。
出産して赤ちゃんを抱っこする瞬間の動画は、少しですがYouTubeでも公開しているので、良ければ確認してみてください。
赤ちゃんと初対面-やっと会えたね!
お腹から出てきてすぐに、カンガルーケアで分娩台に座ったまま赤ちゃんを抱っこさせてもらえました。
まだ出産した実感が全然なかったけど、「やっと会えたね!よく頑張ったね!」という気持ちから自然と涙が出てきます。
この記事を書きながらも思い出して泣いてしまいました。
赤ちゃんを抱きながら、助産師さん達や母と出産を振ったり世間話をしたり……。
助産師さんには、「とても良いお産だった」と褒めてもらえました★
その間、先生は時々話に入りながら、裂けたお股を淡々と縫っていて、その状況が地味に面白かったです(笑)
麻酔のおかげで縫っている時も痛みはなく、落ち着いて我が子が無事産まれた喜びを噛み締められました。
「今って何の時間?ほんまに私の股裂けてる?」と母に何度も聞きました(笑)
まとめ:無痛分娩を経験してどうだった?
私は自然分娩を経験していないので、ピークの時がどれほど痛いかは知りません。
しかし、麻酔が効く前に陣痛を少し経験しただけでも、「これ以上の痛みは耐えられない……」と感じました。
そのため、麻酔によって痛みが和らいだことで、落ち着いて出産に臨めたと思います。
また、赤ちゃんが産まれる瞬間や産まれた直後、冷静に赤ちゃんと対面できました。
自然分娩だったら痛みと疲れで、それどころではなかったかも……。
自分の出産を振り返ってみて、改めて無痛分娩を選んで本当に良かったと思っています。
これから出産する方で無痛分娩にするか迷っている方にも、心から勧めたいです。
出産後、麻酔が切れた後の痛みは?
私が出産したのは夜19時ごろ、深夜1時ごろには麻酔が切れてきて、縫ったところがジンジンしてきました。
それを助産師さんに伝えたところ、もらえた薬が「ロキソプロフェン(ロキソニンのジェネリック)」。
「ロキソプロフェンって頭痛でも飲む薬やのに、これで縫った痛み消える…?」と少し不安でしたが、飲んでみると徐々に痛みが引いていったんです!
その後は6時間に一回ほど、薬が切れる前に飲めば痛みはほとんど感じることはなかったです。
出産後、麻酔が切れた後の痛みが心配の一つでしたが、薬のおかげで無事乗り切れました。